終電終わりの郊外の深夜上映は空いていて良い。
公開翌日に観たけど、流石に子供連れが中心になるであろうピクサー映画の深夜上映には人がほとんどいなかった。(終電終わってるし)
率直な感想として、めっちゃ面白かった。シンプルに楽しかった。もう一回観たい!って思えるエンタメ映画だった。
インターネットの世界観が秀逸で、全体的に、インターネットのワクワク感、雑多感というのをものすごくバラエティ豊かに描いていた。どことなくディズニーランドっぽさもある。インターネットの世界の擬人化がドンピシャで、インターネットを使う中で、頭の中にぼんやりと浮かんでいるようなイメージが鮮やかさを増して鮮明に描き出されるのがこんなに楽しいんだという体験。
本作について調べると、世界中のIPホルダーとのやり取りをこなした、クラークスペンサーというプロデューサーの活躍がよくでてくる。
ディズニープリンセスの共演といったキャラクター出演はもちろんのこと、そのキャラのイメージを変えうるような言動を劇中で実現したのは驚くべきことだと思う。IPホルダー側の度量の広さなのか、収益シェアしているなどの裏側があるのかはわからないが、しがらみのようなものは全く感じない作りになっているのは観ていて清々しかった。そして、インターネットのことをよく研究し、あるあるネタからネットの構造まで、ディープなネット民もクスリとくるようなしかけを取り揃えているのも素晴らしいの一言。
実際、リサーチと交渉に相当エネルギーを割いていることが伺えるインタビュー記事があった。
全体的に、小さい子供にはちょっと難しいような、キャラクター設定のメタいじりみたいなネタだとか、ネット住民の好きな文脈でパロディネタをぶっこんでくるあたりを見ると、10歳の子供と35歳の親みたいな組み合わせをターゲットリュームゾーンとして仕上げた感じなのかな。
また、エンドロールが通常の映画の3倍くらいあったんじゃないか?と思って調べてみたけど、そこまでではなかったのは、エンドロールの演出の問題かな。
によると、
> 現在25か国以上、約800名
らしい。
平均で600弱であることを考えるとそこまで多いって感じでもなかった。ってか「Iron Man 3」すげえ。
おしまい。