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Site icon imageちちもブログ

日々の徒然

面白い人。

コンプレックスや人生の不安と無縁な人はつまらない。現状に満足を見出している姿勢も気に食わなかったり面白くなかったりする。僻みだろう。もちろん、悩んでいる人を面白いと思う人もいれば、悩んでいる人をつまらないと思う人もいる。面白い面白くないは主観の話でしかないのでそれで良い。

自分はおそらく日々に不満を持っていて、それを何かしらの形で共有したい。一緒に語りたい。未来のことでも過去のことでも良い。ただ、現実とのギャップに興味がある。問い詰めたいわけではない。共感したいのである。助け合いたいのである。欠損を愛する。

もがいた末に出した持論なのだろうか。それに紐づく経験や考えが面白いと思うのだろうか。ただ言えるのは、何に思い悩むこともなく、スルッと人生を生きてきた強者は、完成してしまったかのように振る舞う人間は、語らう相手としては、面白みにかける。

その人が様々な経験を通じて、練り上げた考えだとか人生や社会の独特な捉え方が面白いのであって、どこかで見聞きした意見の受け売りだったり、引き出しの少なさだったり、もはや悩みを持っていない生き方だったりに興味が持てない。ユニークで、人間の底意地悪さだったり、特徴をよく捉えた洞察、考え、出来事というのは、面白い。

ためになる話というのも面白くない。自分自身ですら結論が見えてないような、良くわからない感情や状況を開陳してほしいのである。

暖簾に腕押しじゃないが、独特の考えを引き出せなかったり、出てきた答えがどこかで聞いたことがあるような、その場の正解のようなものだったりした時のつまらなさよ。みんなが知っているそれらしき正解の面白くなさよ。

自分が面白がるような人に自分はなりたい。