CGがめっちゃ綺麗。毛の一本一本が光を反射している感じとか、よく再現できるなぁ、作るの大変だったんだろうなあ。(UnityをMacbookAirでイジイジするのとは大違いの作業なんだろうなあ)と思いながら楽しめた。
動物がもともと持っている動物部分のキャラ(猫は気分屋、狐は狡猾)と、擬人化した時の人間部分のキャラのバランスが、見ていて納得感があった。
狡猾だと思われている狐のニックも葛藤があったりとか、憎めなくてクールな立ち振舞いでルパン的な雰囲気を感じたりとか。
動物たちが人間として暮らしたら、こういう社会の仕組みにして、こういう店が出て、こういう町並みになって、こういう食べ物がうまれて…など、随所に、(自分ではなかなか追いつかない)想像=絵空事を映像化してもらって、それを観る楽しみを覚えた。(レインフォレスト地区とか、もっと見たかった。鬱蒼とした森が好きだなあ。)
「私達の知らないXXの世界はどうなっているのか」に対するアンサー(おとぎ話化)を奇をてらうことなくやっている感。
トイ・ストーリーはおもちゃの世界を、マダガスカルは動物(動物園、ジャングル)の世界を、ベイマックスは未来のテクノロジーの世界を、誰もが一度は想像したことがある世界観を、映像化している。
世界観&ストーリーの想像力がキーなんだろうな。
「こういう世界で、このキャラが、こういう状況なら、これを使って、こうするだろ」という納得感が、「自分では想像できなかったけど、言われてみれば確かに!そして(その想像できなかった現実離れした魅力的な世界が展開していくのが)面白い!」と思える。
人は知らない世界を知りたがる、という根源の欲求を刺激してくれる。
映画、素晴らしい。